車種紹介
世界各国で環境問題への意識が高まる中、注目されているのが電気自動車です。
日本政府も「2035年には新車販売を全て電気自動車に」という目標を明言しており、トヨタ・日産をはじめとする日本の自動車メーカーも研究開発を進めています。
しかし、電気自動車といえば「テスラ」と言っても過言ではありません。
テスラの電気自動車について比較し、それぞれの特徴も併せてご紹介致しております。
モデルS
テスラを代表するフラッグシップセダンです。
大きくて威圧感のあるボディ、加速、燃費とどれを取っても超ハイスペック。
合計8台のカメラ、12個のセンサー、自動運転、生物兵器防衛モードなど、多くのユニークな機能を搭載しています。
Model S | Model S Plaid | |
0-100km/h 加速 | 3.2秒 | 2.1秒 |
最高時速 | 250km/h | 322km/h |
航続距離 | 652km | 637km |
シート | 5 | 5 |
駆動方式 | デュアルモーターAWD | トライモーターAWD |
新車価格 | 1,199万円〜 | 1,599万円〜 |
モデル3
テスラ初の大衆車として、2017年に発売されたのがモデル3です。
値段は安いですが、見た目・性能共に他の車種に引けを取らないのが特徴で、これからの時代にマッチした1台に仕上がっています。
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Model 3 |
Model 3 ロングレンジ |
Model 3 パフォーマンス |
0-100km/h 加速 |
6.1秒 |
4.4秒 |
3.3秒 |
最高時速 |
225km/h |
233km/h |
261km/h |
航続距離 |
565km |
689km |
547km |
シート |
5 |
5 |
5 |
駆動方式 |
RWD |
デュアルモーターAWD |
デュアルモーターAWD |
新車価格 |
494万円〜 |
579万円〜 |
717.3万円〜 |
モデルX
モデルXは、モデルSの次に発売されたSUVです。
ファルコンウイングドアが搭載され、全長5mを超える迫力も相俟って見た目に派手なのも特徴です。
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Model X |
Model X Plaid |
0-100km/h 加速 |
3.9秒 |
2.6秒 |
最高時速 |
250km/h |
262km/h |
航続距離 |
560km |
536km |
シート |
7 |
7 |
駆動方式 |
デュアルモーターAWD |
トライモーターAWD |
新車価格 |
1,299万円〜 |
1,499万円〜 |
Now printing
ロードスター
2008年にテスラ最初の電気自動車として発売されたのがロードスターです。
2012年にモデルSが発売され生産終了となっていました。
そして、2017年にフルモデルチェンジして発表されたのが現行のロードスターです。
加速・最高時速・燃費、どれをとっても天下一品のロードスターはまさに夢の車と言って良いでしょう。
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Roadstar |
0-100km/h 加速 |
2.1秒 |
最高時速 |
400km/h以上 |
航続距離 |
1000km |
シート |
4 |
駆動方式 |
AWD |
新車価格 |
2,270万円〜 |
テスラ車の特徴的機能
具体的にテスラ車にはどんな機能が備わっているか見ていきましょう。
他の車にはない、テスラならではの魅力がたくさんあります。
ソフトウェアアップデート
ソフトウェアアップデートとは、車のソフト面がアップデートされていく機能のことです。
詳しいことは後述しますが、スマートフォンのように機能が良いものに更新されていくシステムだとお考えください。
従来の車というのは、エンジンやギアといったハード面の性能が車の走行性能を決めていたので、後から車の性能が上がるということは有り得ませんでした。
しかしテスラ車は”電気自動車×コンピュータ制御”という組み合わせを最大限に活かし、ソフトウェアで車の走行性能を決めるということを実現しました。
テスラ車は、常にインターネットに接続され、ソフトウェアアップデートが行われます。
iPhoneが寝ている間にアップデートされているのと同じです。
その結果、買った車の機能と安全性が時間の経過と共に向上するという仕組みが出来上がります。
つまり、売りっぱなし・買いっぱなし、ということが起こらなくなるのです。
売り手には売った製品をより良く改良するという責任感が、買い手には製品を買った恩恵をいつまでも受けられるという利益があります。
古くなったら買い換えるという車の常識を、古くなったら更新するという概念で塗り替えるテスラの技術は斬新で魅力的です。
スーパーチャージャー
スーパーチャージャーとは、テスラ車の急速充電を可能にした独自の充電システムです。
モデルにもよりますが、30分で最大80%程度まで充電可能で、テスラユーザーには欠かせないシステムです。
現在、ステーションは全国に16箇所しかありませんが、今後の電気自動車の普及に伴って増設すると明言しています。
また、料金も格安で、同じ距離を走るために必要なガソリンの1/3程度の値段で利用できます。
超高性能なオートパイロット
オートパイロットとは、その名の通り車を自動で運転してくれる機能です。
完全な自動運転とまではなりませんが、超高性能な運転補助機能です。
テスラの自動運転の性能が高い理由は、カメラとセンサーの多さ、積んでいるコンピューターの性能の良さに有ります。
モデルSには8台のカメラと12台のセンサーが搭載されており、それらが周囲の人・車・その他障害物の状況を常にキャッチしています。
その情報を高性能なコンピュータが処理して車を制御するため、自動運転の精度が上がるという仕組みです。
運転を全て車に任せることはできませんが、車が運転をサポートしてくれるのが心強いです。
シンプルなインテリア
テスラ車は、車の操作を全てタッチパネルで行うので、インテリアがシンプルです。
例えば、エアコン・ミラー・室内灯の操作ができます。
従来はそれぞれについてボタンやレバーがあったため、どうしてもインパネ周りがごちゃごちゃしていました。
しかしテスラは、操作をタッチパネルに一括することでその問題を解決しました。
大容量のバッテリー
テスラ車のバッテリー容量の大きさは、電気自動車界隈でも群を抜いています。
では実際どのくらい大きいのか、日産リーフと比較してみましょう。
リーフ | モデル3 | モデルS/X | Roadstar | |
容量(kWh) | 40~62 | 50~75 | 100 | 200 |
ご覧の通りです。
このバッテリー容量の大きさが、テスラ車の性能の高さに直結しています。
セントリーモード
セントリーモードは、ロックされた停車中のテスラ周辺の不審な行為を監視する機能です。不審な動きが検出されると、車両はその脅威の深刻度に応じて反応します。
問題が検知されると、車両カメラが録画を開始し、アラームが起動します。
テスラアプリから、事件が発生したことが通知されます。
スマートエアサスペンション
スマートエアサスペンションとは、電子制御のエアサスです。
GPSとの連動・カメラで地面の状態を確認するなどし、自動で最適なサスペンション状態が保たれます。
オートパーキング
オートパーキングは、カメラ、超音波センサーおよびGPSからのデータを使用して車両を並列および縦列駐車スペースに誘導することで、公道上の駐車を楽に行なえるようにします。